創作串揚げ「花乃衣」

この前、あるお客様に「こだわりを捨てなさい」と言われました(^_^;)
２年で実は二度目なんです、、、どちらも同業の方でしたが、、、この商売に限らずいろいろなご意見を周りから頂きますね。

人それぞれいろんな感じ方があるものだなあといつも思います。

、、、が、今のスタイルを崩す訳にもいかないですね、、今回は、串揚げ以外の煮物やお刺身なども出して、串も２本ずつでなく、大皿に盛り合わせで出さないと島では、、、というご意見でした。

しかし、私のお店は串揚げ専門店です。
メインの串揚げをいかに美味しく召し上がって頂くか、、、大皿でまとめてだと、一回目の提供が、時間がかかるほか、出てきた串は冷めて食べれたものではありません。
ましてや、煮物やお刺身まで出してしまっては、「串揚げ専門店」から、「居酒屋」になってしまいます。
お寿司屋でカレーを頼む事も、フランス料理のお店で焼き鳥を頼む事もありませんし、私は串揚げ専門店でありたいので、これから先も「串揚げ」を美味しく、楽しく、気持ちよくを念頭にやっていきます。

お酒も自分なりに、試行錯誤の上取り揃えております。
もっというなら、ただ食べるだけ、ただお腹を満たすだけなら、飲食店として駄目だと思います。
お腹も心も満足して、気持ちよくお帰りいただく為、接客、言葉使いにも気を配りやっていきます。

その方針や内容に不満を持つお客様もいらっしゃるという事もしっかり受け止めた上で、串揚げ専門店として、、。

「島は、、、」「島の人は、、、」「島ではこうしないと、、」良く耳にしますが、これまでも、これから先もずっと変わらず良いものを残すという意味なら大賛成ですが、逆のソレは私はあまり好きではありません。

これでは、いつまでたってもイタリアンやフレンチは勿論、都会では何十年も前から当たり前にある専門店が徳之島にはできないと思います。

徳之島出身で都会でイタリアンやフレンチのお店で修行を積んだ人が、帰郷して開業するのに、突然居酒屋をオープンさせないといけないような事にも疑問を抱きます。

先のお客様からのご意見を頂いたあと、何日もその時の会話のやり取りが頭をよぎりましたが、最終的にはやはり、経営者の私が、見失わないのが、一番！という事でスッキリしました。
長文になりましたが、これからも「串揚げ専門店」としてこの徳之島でやっていこうと思っていますので、応援してください(^^ゞ